【30代・40代の夫婦別寝】結婚後の生活スタイルの変化もひとつの原因?

■夫婦の寝室事情は、30代以降に大きな変化あり

東京ガス都市生活研究所のこの調査でさらに気になるのが、30代、40代の夫婦別寝。「夫婦が別室で就寝」が、40代で24.6%、30代で14%おり、「夫婦同室で別のベッドに寝ている」例と併せると40代の78.2%、30代の66.8%が「夫婦がくっつかないで」寝ていることになります。20代では54.8%と半数以上が「同室、同じベッド」で寝ているのと比べると、大きな変化が30代以降に起きていることがわかります。

 

■出産・育児による家族構成や生活スタイルの変化により、寝室にも変化が

もちろん、その理由は夫婦の愛情の変化だけでなく、出産、育児による家族構成や生活スタイルの変化があることが推測できます。住まいづくり研究所が、2006年に既婚女性505名に行った「夫婦の寝室」に関するアンケート調査によると、夫婦だけの世帯では「夫婦のみの寝室で就寝」が89%なのに対し、「夫婦+子供(第一子が未就学児)」の小さいお子さんを持つ家庭ではこの割合が14%に激減。「夫婦+子供が同室」が69%、「妻と子が同室、夫が別室」が15%になります。この時点で、「子供と添い寝をするから」と夫と寝室を分ける方が15%いるわけですリモコンバイブ



その後、子供が大きくなり「夫婦+子供(第一子が7~12歳)」と添い寝が不要の時期になると、「夫婦+子供が同室」は43%に減りますが、「妻と子が同室、夫が別室」は16%とあまり変化を見せません。最初から夫婦別室を選んだ方は、子供が大きくなっても夫婦だけの寝室に戻らない傾向が見られます吸引バイブ

 

そして、さらに子供が成長し、「夫婦+子供(第一子が13歳以上)」と、逆に「子供部屋」が必要な頃になると、さすがに「妻と子が同室、夫が別室」は5%に、「夫婦+子供が同室」は8%に減ります。しかし今まで0%だった「夫婦別室」が24%に急増。この時点で、「夫婦のみの寝室」が62%に対し、「夫婦別室」が、「妻と子が同室」も合わせて29%にまで増えているのです。