オキシトシンがもたらす「幸せなセックス」

スキンシップをとればとるほどオキシトシンが分泌されやすい体質になり、さらにお互いへの愛情が深まるという好循環が生じるのです。逆に、スキンシップゼロの期間が続き、オキシトシン不足な夫婦になってしまうと、お互いにますますスキンシップをとろうとは思わなくなります。つまり、スキンシップは、とればとるほどとりたくなり、とらなければとらないほどとりたくなくなるものだと言うことができます。

 

ただし、好きでもない相手とするセックスではオキシトシンはあまり分泌されません。性風俗マスターベーションでは、オキシトシンによってもたらされる幸福感は限定的でしょうバイブ

セックスレスに陥りそうな夫婦が「非日常」を演出するために、ラブホテルに行ったり、セクシーな下着を身につけてみたりという工夫を試す話はネットなどではおなじみです。しかし実はこれこそが、本来すべきこととは180度真逆の、間違った努力だと言えます。



オキシトシンがあふれ出ている「オキシトシン・リッチ」な夫婦なら、特別な仕掛けをしなくても、普通のセックスでたくさんの幸福感を得ることができます。オキシトシン・リッチなセックスでは、テクニックよりも思いやりが、目新しさよりも2人の歴史が、セックスの悦びを高めてくれますコック リング

 

セックスについ「非日常」を求めてしまうのは、オキシトシンが不足しているからかもしれないのです。「非日常」の刺激は最初のうちこそ効果を発揮するかもしれませんが、すぐに飽きてしまいます。するとさらに強い刺激が必要になり、際限がなくなります。

 

オキシトシン不足な状態を脱するために本来的にすべきことは、「非日常」を演出して無理矢理興奮を得ることではなく、オキシトシン・リッチな夫婦になることです。何十年と寄り添い愛し合う夫婦が目指すべきは、演出された「刺激的なセックス」ではなくて、オキシトシン・リッチな「幸せなセックス」なのです。